タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ準備編施主の認識工事音を我慢するとは言ったものの、全く気づかいがないのもストレスがたまる。大きな工事音や振動が間断なく続くとその傾向が強い。また、「ガシャン」など、モノが倒れたような音に不安を覚える。把握していないと際限なく音を発生させ、解体した材を放り投げるなど、すぐそばにそれらの音が聞こえている人がいることを忘れてしまって、普段の工事現場のつもりで作業をしてしまいがち。その結果工事疲れで完成しても喜び半減になってしまったり、仕上がりに不満が見つかったりすると、あれだけ我慢したのにこんなものなのか?という満足度の低下につながることがある。職人さんは、音を発生させる側なので聞きなれているかもしれませんが、一般の施主は聞きなれていない方がほとんどであることを認識して、大きな音を続けて出さないとか、資材や道具を放り投げて急に大きな音を発生させないといった配慮を行う必要があることを心にとめて作業を行い、また、周囲にも行うようにさせましょう。コンクリートをはつるときの発生音コンクリートの解体やはつり工事を行う際、端部から少しずつ順にはつりとっていけば、打撃をする、欠ける、欠けたものを移動する、という流れの作業になるので、とぎれとぎれの音の発生になりますが、簡単に割れそうもない端よりかなり深い位置に削岩機を当てて、割れるまでひたすら打撃を続ける、あるいは、穴が穿たれて先端が抜けなくなってしまいそれを抜くためにさらに打撃を続けるといったことを行うと、数分にわたって打撃音が響き渡り、耐え難い音が発生します(マンションリフォームではクレームになることもあります)。21