タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

はじめに中古住宅は、木造であれば建築後約20年~25年でその価値がゼロと評価されてしまう慣行があります。それを打破するためには、私たち工務店がいいものを作って、それをきちんと手入れして、長く使っていただくことが重要であり、政府が進める既存住宅流通・リフォーム市場の環境整備にもつながっていきます。リフォームにあたって工事監理者は、依頼主の立場に立って、図面と現場を照合し、図面どおりに施工されているか確認の責務があり、現場監督は、協力業者とその職方を統括し、施工計画、工程管理、品質管理、安全対策、対外関係等を円滑に行う責務を負います。工事を開始する際には、施主と工務店の信頼関係はもちろん担当する現場監督の采配次第で現場の出来形・品質・出来ばえも左右されます。本書では、実際に施工が始まる前の心構えや確認事項、施主との向き合い方や近隣との対応、現地調査の注意事項を私たちの経験から現場のトラブル回避の実務を初心の現場監督に向けて一連の流れがわかるように解説をしました。本書が施主と工務店・現場監督、両者の意識が高まり、性能向上のためのリフォーム及び適切なメンテナンスによる既存住宅ストックの質の向上及び流通促進の一助として活用していただければ幸いです。本書を刊行するにあたって、趣旨をご理解いただき、関係者の方々から資料など快くご提供いただいたことを記し深く感謝申し上げます。一般社団法人JBN・全国工務店協会JBN既存改修委員会森嶋修2