タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第1章リフォームの前に4仕上がりのイメージをできるだけ具体的に伝えよう仕上がりに関しては、契約で提示された図面や品番だけで、出来上がりの状態を把握できる施主はほぼいません。仕上がりをイメージしてもらうためにパースや写真、塗り見本、サンプルなどを使って説明し、確認してもらう必要があります。空間構成や全体の色彩イメージについては、パースなどが有効になりますが、実際の仕上がり具合についてはイメージの域を出ないため、計画時はカタログやショールームで素材の色や模様などを選択することになると思います。工事が進むと、選択していた仕上げ材や塗装材を施工することになりますが、当初のイメージ通りになることはなかなかありません。これは、ショールームの照明の下で見た見本と実際の現場で見た仕上がりがの光加減で違ったものに見えてしまうことや、サンプルの面積と実際の施工個所の面積が違うことなどから生じる視覚の誤差があるためです。そうしたギャップを埋めるためにも、施工前の段階で実際に使用する位置にサンプルを設置して、日差しや照明なども含めて色味や表情を確認してもらうことで、選択時と完成時のギャップが少なくなり、reform_01_4_L引き渡し後にイメージが違うといったクレームを低減することができます。また、サンプル確認の際に、位置や向きを変えながら、日当たりや照明の加減、見る角度によっても色や表情が変わることを認識してもらえるような説明が行えると、より施主の仕上げに関する認識が進み、イメージの行き違いが減り、のちのクレームが防げ、納得のいただけるものが提供できるでしょう。光源の違いで見え方が違う・・・14