タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第1章リフォームの前に3施主にリフォーム内容を把握かつ納得してもらおうリフォーム工事に当たっては、施主と打ち合わせを十分に行い、そこで取り決めた内容を図面等にまとめ、契約書や契約約款に見積書と図面を添付して契約を取り交わしてから、工事に着手する必要があります。設備機器の交換や内窓の設置など、図面を作成する必要のない工事であっても、少なくとも使用機器のイメージを伝えるカタログの抜粋と品番リストを契約書あるいは注文書に添付するなど、リフォーム工事の最終形態の認識を施主、施工者ともに合わせておくことが必須です。契約上のトラブルを回避するためには、どんな小さな工事であっても、最低限、注文書の取り交わしを行い、金額と工期、工事仕様がわかる書面を残すことが必要です。この書面がないと、請求書を渡した段になって、「聞いていた金額と違う」「イメージしていた仕上がりと違う」と言われてしまい、言った言わないのトラブルになってしまうこともあります。例えば、工事受注時に、使用機器の値引き金額や工事費のおおよその金額を伝えておき、最後の請求時に、手間がかかったからという大工から追加の請求をもらったので当初伝えていた工事金額に上乗せし、さらに伝え忘れていた諸経費を加算したことで、施主は、「当初認識していた金額と大きく異なる額で請求された!」という印象になることから、仕事をとるために最初は金額を安く伝えて工事を行い、最終的に高く請求する悪徳業者というレッテルを貼られてしまうこともあります。それを防ぐためには、事前に請求額と変わらない見積書を提示して受注することが必要です。万が一reform_01_3_L追加が発生したら、その工事に着手する前に必ず追加見積を提示しましょう。当初の予算より大幅の請求金額!!請求書請求書12