タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

れるもとになります。2公私の区別をつける消耗品や電話などの私物化(私用での利用)をしないこと、また会社の名を使い私利私欲を満たすことに利用しないことや勤務時間中に頻繁なおしゃべりや、雑談をしないことなど公私の区別をつけるようにしましょう。互いにかわす会話は、人間関係の中で友好なコミュニケーションをとるのには必要ですが、それも過ぎると害になる物です。3個人的な私情を職場に持ち込まない個人的な家庭のトラブルや友人間の問題などを職場に持ち込まないように気を付けましょう。4お互いに尊重しあう現場では年齢の差があっても職務が異なっていてもお互いに尊重しあわなければなりません。朝晩の「あいさつ」を欠かさないことが必要です。5他人の悪口を言わない互いに尊重しあっていれば他人の悪口など言う事もないでしょう。自分と主義主張が違っているとか、ものの考え方が違うとか、上司へ取り入るのが上手であるなどの理由で他人の悪口を言わないようにしましょう。2-5上司や先輩に対する態度1)上司から何を学ぶか上司は仕事の上での先輩であり、そして自分の良い指導者にあたります。若い社員は上司からの注意は、自分を磨く言葉と心得て素直に聞くことを心がけてください。そこには「上司を信頼する。」という前提があって、注意や苦情、指導も素直に聞く態度が生まれるものです。2)先輩から何を学ぶか所属する部署が違っていても何かと相談に乗ってくれ声をかけてくれるのは先輩ならではです。こうした先輩には声をかけられるのを待っているだけではなく、自分からも積極的に近づくようにしたいものです。そして先輩の長所を学び取ること、先輩の積んだ経験に敬意を払いながら吸収することです。ましてや同じ部署ならばなおのことです。しかし、先輩に甘えすぎてはいけないし、だからといって苦手意識を持たない様にしてください。節度ある付き合いの中に先輩の知識も経験も貧欲に吸収することで、先輩に敬意を持った付き合いが生まれます。その中で、必ず先輩の仕事上での人脈や個人的な人脈に触れる機会が生じてきます。こうした人間関係は、あなたにとって将来、有益なものになります。3)同僚から何を学ぶか同僚はただの遊び友達、飲み友達だけに終始するものであってはいけません。考えようによっては、同僚はライバルであるが、自分を成長させるための存在でもあるのです。相互に励ましあう仲間でもあり、付き合い方によっては生涯の友にもなります。―7―