タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

2-1組織・社会の一員としての自覚社会人(職業人)が、会社という社会的責任を持つ企業の一員としての自覚を持ち、社会や組織のルールを守ることが求められることは前述しました。そのためには自分の立場や役割を理解した上での行動や指示系統に従って業務を行う必要があります。1)社会・組織のルールを守る社会・組織のルールを守れるようになるためには、まず社会や組織(会社)のルールを知るところからスタートする必要があります。組織(会社)で求められている社員の姿とは、具体的にどのようなものなのか、建築作業を行う上で絶対必要となる安全作業法を守ったうえで自分の立場や役割を理解して行動を行い、指示系統に従って業務にかかることが必要です。2)自立した社会人であることを自覚する自立した社会人に必要不可欠な能力として、「自ら考えることが出来る力」があげられます。そのためには「自ら考える」ために必要となる判断基準を持つことが必要となります。この自ら考える力に必要な判断基準とは、当然の事ですが自分にとって都合の良い考え(楽・便利)ではなく周囲や状況をみたうえで、より良い行動をとるための判断基準となります。3)周囲とのかかわり仕事を覚えている途中の新人社員(新規入職者)にとって、先輩や上司の支援指導は欠かせません。しかし、先輩や上司からの支援指導を得るためにはまず、先輩や上司が「仕事を教えてやりたい」「任せてみたい」と思ってもらうことが重要となります。その為には、「相手の話をよく聞く」「必要な事は記録(メモ)を取る」最後に「内容を確認する」の行動が必要です。その上で、全ての業務の基本と言われる「報告・連絡・相談」を確実に守り、周りとのコミュニケーション力を磨く必要があります。特に、建築業ではこの「報告・連絡・相談」が事故を防ぐ助けとなることも理解してください。4)マナー社会人(職業人)としてマナーを守る事は、スムーズで友好な人間関係を築くために必要な最低限のルールとなります。一般的に言われるマナーとは、「人と人との間の人間関係を築く上で必要なもの」として位置づけられています。仕事をしていく上で「お客様や相手企業との関わり」としてその企業の社員のマナーを見ていくと、その社員の対応によって、所属する企業の商品や企業そのものに対するイメージに影響を及ぼします。最終的に、個々の社員のマナーが会社の企業価値や商品価値を左右する事になる場合が多々あります。これは、好印象の場合より悪いイメージを持たれた際に顕著に現れます。※マナーに関しては、4.「社会人・職業人としてのマナー」として別記します。―4―