タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

4-2現場でのマナー現場作業者の皆さんにとって最も多く過ごすのが建築現場となります。この建築現場には、現場マナーにプラスして守るべきルールが多くある事を知っておきましょう。ここで記載しているマナーは、発注者であるお客様(住まい手)が安心して依頼できる環境を整えるとともに、現場を管理する工務店による安全管理の意味合いも含まれています。また、最初に述べたように「現場での関係者の対応が、住宅という商品価値を決定づける要因」になることを理解し注意した対応をすることが必要となります。1)近隣への挨拶近隣の方には、工事期間中はいろいろとご迷惑をかけることになります。そのあたりをよく説明し、ご了承していただくことが目的です。可能であればお客様と一緒にご挨拶をすることもポイントとなります。工事期間中に近隣の方とお会いした際には、必ず、軽く会釈をして「おはようございます。」「こんにちは。」等の挨拶を行いましょう。※お客様に近隣挨拶の強要は、決してしない。また、ただ挨拶に行けばよいという態度ではいけません。工事期間等の変更が生じた場合は速やかにその内容をお知らせしてください。2)騒音大きな音や振動の発生する作業を行う時には事前にお客様と近隣の方々に説明し了解をいただくようにしてください。騒音や振動が出る作業は時間を決めて行う事が必要です。3)隣地への立ち入り隣地に立ち入りが必要な場合にはお隣のお宅のご了解を頂いてから立ち入るようにしてください。また隣地に物が落ちた場合は、必ず隣家のご了承を得てから立ち入ってください。外構・造園・境界線上・塀に足がかかる場合は、必ず「大変申し訳ございませんがすぐ終了しますのでほんの少しだけ塀に足を置かせていただいてもよろしいでしょうか?」などご了承を得るようにしましょう。外部足場・養生ネットがかかる場合も隣家のご了承を得る。車にほこりが被っただけでもNGです。許可をいただく際は丁寧な言葉づかいに徹してください。4)車の止め方工事車両はお客様や近隣の迷惑にならないところに駐車するようにしてください。当たり前ですが、駐車禁止のところには停めてはいけません。その他、車庫の出入りなども考えて駐車する場所を決めてください。坂道に駐車する場合は車止めを必ず使用してください。また、リフォーム工事で伺って駐車場がなく車を止める場合は、必ずお客様に車を止めた場所を報告し、問題がないか確認してください。資材の出し入れを優先して近場に駐車すると近隣住民の迷惑になる場合があるので注意が必要です。5)ごみ一日の工事終了時には建物内、外の整理整頓や片づけを必ず行って下さい。近所の清掃、ゴミ、―18―