タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

2)表情表情は、第一印象での相手が受けるイメージを大きく左右します。努めて明るく豊かな表情ができるように頑張ってください。ただし、常に明るくではなくその時の環境に応じた表現が必要です。笑顔は、相手に対して親しみや感謝など好意的な印象を与えます。その際、注意したいのは「顎の位置」です。顎の位置が高すぎると上から見下ろした感じになり、下がりすぎると卑屈なイメージを与えてしまいます。凝視や、頻繁に視線が動く上目使い、横目、目をすぼめるといったことも相手に良い印象を与えないので注意してください。また、相手の目線に合わせ、適度に視線を合わせることで相手の話を聞いていることを表現することもできます。3)身だしなみ人の印象は外見で判断されることが殆どです。人の印象は「55%が目からの情報(服装や表情、ボディランゲージ)、38%が声の調子、話し方、7%が話の内容」といった構成によって決まると発表した心理学者もいます。こう考えると、話の内容で印象づけるのはほんのわずかだということです。人は、最初に受けた印象に引きずられる傾向にあります。一度、相手に悪い印象を与えてしまうと、残念ながらあとでいくら良い印象を与えようと努力しても、はじめの悪い印象の延長でしかとらえてもらえないことが多々あります。特に仕事を行う中では素早く、正確な対応を強いられます。お客様との接点がある場合、外見によるマイナスイメージは絶対に避けなければいけません。4)態度いくら笑顔で明るい印象を与えていても、立ち居振る舞いが出来ていないと、一気に好感度は下がってしまいます。基本姿勢と言われるものは、次の通りです。・踵を揃えて立つ。つま先は拳一つ分くらい開き、体重を両足に均等にのせる。・膝を伸ばし脚の隙間をなくすような気持ちで臀部に力を入れて立つ。・腰、背筋、腰から首筋、頭まで一直線になるように姿勢を正す。・手は女性の場合、前で組み(左手で右手爪先を隠す)男性の場合は中指をズボンの横の合わせ目に揃えるか、前で組む。・肩は力を抜き、傾きがないようにする・顎、頭、正面を見て、少し顎を引く基本姿勢を理解して、日常に活かしてください。―16―