タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

の仕事全体の成果の関係が分かるようになり、やりがいを感じるとともに、トラブル等を未然に防ぐことにもつながります。3-4目標の設定人はあまり意識せずに自分の目標を立て生活しています。その内容は、1年間に100万円貯めるといった堅実なものであるとか、社長になるなどの夢に近いものとか、その人の性格で各々異なりますが、仕事では、あなたに任された仕事を行うための具体的な目標をたえず意識して仕事を行います。例えば、上司からは壁の石膏ボード張りを指示されたとすると、あなたは、1階は3日間、2階は2日間のように目標を立てます。この目標を立てた時に上司に自分の考えを伝え、その目標が適切なものであるかを確認します。建物が複雑であったりして単なるm2数で仕事日数が測れないときや、上司としてあなたの能力を勘案すると、5日間で仕事を仕上げるより6日間で、丁寧で手戻りの無い仕事をすることが良い結果を生み出すとの判断を聞くことができます。会社が利益を生み出すために必要なことは、手戻りやクレームが起きない丁寧で顧客満足度の高い仕事を各担当者が行い、無駄な経費を必要としない会社の体質を作り上げることです。この目標に向かって、あなたは自分で立てた目標と会社が望む目標を、まず一致させ、そのあとは仕事の問題点の解決に積極的に取組むことにより、仕事内容を改善し、工期の短縮や見栄えする納まりなどを実現することによって、結果として会社の目標を達成することになります。目標を達成するためには、「具体的な数値目標を立てる。」「目標達成の期限を決める。」「目標を達成するための具体的な手法を考え相談する。」ことが重要です。―12―