タイトル:職業人としての自覚と責任

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概要

職業人としての自覚と責任 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

3.仕事の原則3-1仕事の基本姿勢1)主体的に取組む仕事の指示は、基本的に上司から受けます。指示された仕事に対し、その目的や必要な手順、実行計画を自分で立てられるようにします。不明なことは、早目に上司に相談することが大切です。また、姿勢として指示を待つだけでなく、意欲を持ち自ら考えて動き自分が仕事を行う当事者であるという意識をもち、積極的に取組むようにします。2)知識と技能を習得する仕事をスムーズに進めるためには、上司や先輩から指導される専門知識や技能を確実に習得することが大切です。遠慮や躊躇は禁物で、分からないことは理解できるまで質問をします。仕事をしながら、必要な知識や技能を積み重ね、身に着けていくことが要求されます。3)仕事は正確に仕事はとにかく正確に覚え、正確にやり遂げることが必要です。指示の聞き漏らしや聞き間違いなど無いようにします。また、作業前の確認と、作業後の点検を必ず行うようにしましょう。4)仕事はより早く、より楽に正確な仕事ができるようになったら、次はスピードアップを図ります。正確な仕事を期限に間に合わせるように努力することが大切です。また、無駄な仕事をできるだけ無くし、より少ない労力で正確な仕事ができるようにしましょう。5)関連する情報を収集し活用する日常生活でも、仕事を遂行する上でも仕事に関連する情報を集めて身に着けておくことは欠かせません。仕事を行う人間として、仕事に関連する情報を把握し活用する能力が求められます。政治や経済などの社会的動向、最新の技術、顧客ニーズなどは、仕事に関連する見方で、日頃から新聞、テレビ、インターネットなどを使い収集に努めましょう。3-2仕事を主体的に取組むポイント1)観察をすること周囲の上司や先輩、同僚の仕事ぶり、他の職種の仕事ぶりを観察し、良い点を見つけたらマネして覚えるようにします。的確な仕事のやり方を見る目を養うことも重要です。2)体験を積むことどんな仕事でも進んで真剣に取組むことで、だんだん仕事のねらいを把握できるようになります。自分の得意分野や、やりたい仕事だけでなくあらゆることをやってみると、見えてくるものがあります。―10―