タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

設備電気・ガス2-1部品交換や後付け(エコキュートの設置)工程劣化の補修(レベル2)住宅設備の性能を向上させる。?関連工事1:(水廻り・配管設備)「2-2配管断熱(給水配管・排水配管等の防露被覆)」1基礎工事2既設給湯器の撤去工事3電源工事および水道配管工事4リモコン取付工事5浴槽アダプター取付工事6最終確認1基礎工事1.エコキュートを設置する基礎はタンクにお湯が入るとかなりの重さになる。重さや大きさによって基礎の仕様を決める。(施工時間のかからない組み立て式基礎もある。)※1平成12年建設省告示1388号(H24国交告1447号)は東日本耐震災時に電気式貯湯器の倒壊が相次ぎ、平成24年に改正された。※2脚部だけを固定する場合、転倒防止アンカーの埋込み長さが、40~100 mmが必要となる。(告示の質量・アスペクト比に対応した引張耐力を確認できる仕様による)※3鉄筋の設計かぶり厚さを確保する。(土に接する部分:60~70 mm以上、立上がり部:40~50 mm以上)2既設給湯器の撤去工事、1.基礎がしっかり乾いたことを確認したら、他熱源を撤去し、エコキュートの設置場所を確保する。※あと施工アンカーにより貯湯タンクを固定する場合、「あと施工アンカー・連続繊維補強設計・施工指針」による。3基礎立ち上がりのコア抜き工事1.基礎立ち上がりの鉄筋に干渉しないよう配管を通す穴をコア抜きする。4基礎立ち上がり貫入接続部の配管等の設置1.建物基礎にあけた穴に(1)配管(ふろ・給湯・給水)(2)電源、アース線(3)リモコン線を順に通す。※架橋ポリエチレン管及びアルミ三層管は紫外線で劣化するため、断熱材などで必ず保護する。特に継手の断熱・遮光を忘れず行う。2.貫入接続部から水等が侵入しないようシーリング処理する。5貯湯ユニット・ヒートポンプの設置1.貯湯ユニットを基礎の上に水平に設置する。2.水平の調整後、貯湯タンクの脚部または脚部及び上部を告示の地震による転倒対策に基づき固定する。(地震による転倒対策(平成12年建設省告示第1388号(改訂:H24国交告1447号)))3.貯湯タンクユニットに配管を接続する。※逆止弁付きの止水栓を接続しない4.貯湯タンクから所定の間隔をあけてヒートポンプを設置する。6接続工事1.ヒートポンプと貯湯タンクの各配線を接続する。(電気系統、操作系統、アース線、リモコンコード等)2.既設のリモコンを取外し、台所、浴室、増設リモコンを設置。3.分電盤のエコキュート専用ブレーカーより屋根裏や床下を通し、電気配線が出来るだけ露出しないように電気配線する。6最終確認1.空気抜き作業を行い、試運転を行う。(共通の注意点)・テレビ、ラジオのアンテナの近く(3m以内)には据付けない。・水はけが良く、雨や雪が降ったとき、水たまりができて水につからない所に据付ける。・水平に据付け出来る場所で重量に耐えられる基礎工事を行う。・湿気が多い場所や火気・引火物の近くには設置しない。・貯湯ユニットを屋内に据付ける場合は、各メーカーの据付説明書に従う。(間隔)・ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの間隔をあけて設置する。(ヒートポンプの据付位置の注意点)・積雪地域では、高置台に設置して、防雪板、防雪屋根などを取付け、防雪対策を行う。・排水されたドレン水が流れても問題のない場所に据付ける。・運転音や冷風が、隣家の迷惑にならない場所に据付ける。参考・図・家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック、日本冷凍空調工業会・家庭用ヒートポンプ給湯機の据付工事の際のご注意、日本冷凍空調工業会・中日建設ホームページ(http://www.taiyoukouhatsudenn.net/koujinaiyou/)(図全て)251