タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

ページ
24/264

このページは 長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 の電子ブックに掲載されている24ページ目の概要です。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると手動で開きます。

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

床下・小屋裏換気口(耐久性能:劣化の軽減)【1980年以前の木造住宅】概要1951年の当初から床下換気口は、建築基準法施工令第22条により、外周部の基礎に300cm2の換気口が5m間隔以内で必要と定めている。旧公庫仕様に上記が記載されたのは、1979年以降である。1982年~公庫の耐久性向上工事に小屋裏換気が記述される。検査のポイント□床下・小屋裏の乾燥状態を確認する。※床下の空気の流れを、線香の煙等で滞留や時間を計測する。※床下の木部の乾燥状態を触診する。含水率25~35%の場合、水分過剰となる。改善方法有効な換気量を満たす。床下部での風の流れを考慮する。注意点床下換口、屋裏換気口は、床下・小屋組の劣化状況とあわせて検討する。※防虫・防鼠材を含めた有効換気量の確保が望ましい。【1981?89年(昭和56?平成元)(築25年以上)の木造住宅】概要1951年の当初から床下換気口は建築基準法施工令第22条により、外周部の基礎に300cm2の換気口が5m間隔以内で必要と定めており、通常は満足されていると考えられる。1982年から公庫の耐久性向上工事に小屋裏換気が記述される。検査のポイント□床下・小屋裏の乾燥状態を確認する。※床下の空気の流れを、線香の煙等で滞留や時間を計測する。※床下の木部の乾燥状態を触診する。含水率25~35%の場合、水分過剰となる。改善方法有効な換気量を満たす。床下部での風の流れを考慮する。注意点床下換気口、小屋裏換気口は、床下?屋組の劣化状況とあわせて検討する。※防虫・防鼠材を含めた有効換気量の確保が望ましい。【1990?99年(平成2?11)(築15年以上)の木造住宅】概要1951年から床下換気口は建築基準法施工令第22条により、外周部の基礎に300cm2の換気口が5m間隔以内で必要と定めており、通常は満足されていると考えられる。小屋裏換気については、基準法の規定にはなく、1982年の公庫の耐久性向上工事から設置が記述され、現在運用されている規定内容は、1999年の品確法に基づく住宅性能表示制度で明確化された。検査のポイント□床下・小屋裏の乾燥状態を確認する。※床下の空気の流れを、線香の煙等で滞留や時間を計測する。※床下の木部の乾燥状態を触診する。含水率25~35%の場合、水分過剰となる。改善方法有効な換気量を満たす。床下部での風の流れを考慮する。注意点床下換気口は十分に設置されている可能性が高い。屋裏換気口は、?屋組の劣化状況とあわせて検討する。※防虫・防鼠材を含めた有効換気量の確保が望ましい。20