タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

設備水廻り2-2配管断熱(給水配管・排水配管等の防露被覆)工程給水配管、排水配管等を保温材で防露被覆する。劣化の補修(レベル2)不具合表面結露、壁体内結露1周辺内装仕上材の撤去2結露水の拭き取り3被覆工事1周辺内装仕上材等の撤去1.工事箇所に関する部分を最小限の範囲で取外す。※1結露している給水配管の周囲のみか、又は給水配管全体に措置が必要かは、施主の同意を得て判断し、工事計画による。※2既存の保温材などの性能不足・施工不良などが原因で保温工事をやり直す場合は、配管(金属製管・継手)外面や支持・固定金具の腐食状態も調査し、必要に応じて取り替え工事を行う。23結露水の拭き取り1.施工の前に、通水を行い、管の固定状況や水滴のたれる状況を確認してから止水する。水を管からできるだけ抜いてから施工する。被覆工事・厚さ20mm程度のグラスウールやロックウール、ポリエチレンフォーム等の保温材を配管に巻く。・ビニルテープを1/3程度づつ重ね合わせながら、螺旋状に巻く。・床下天井内等の空気が直接管に接触しないようにする。1.被覆面を乾燥、清掃する。2.所定厚の被覆材を巻き、被覆材相互の間隔はできる限り少なくし、重ね部の継目は同一線上を避けて取り付ける。(横走り管にあっては管の横側に目地を位置する)3.帯状材の鉄線巻きは50 mmピッチ以下にらせん巻締め、筒状材の場合は1本につき2箇所以上巻締めとし管面に密着させる。・テープ巻の重なり幅は15 mm以上とする。・立上がり管のテープ巻は下方より上方に巻き上げる。4.屋内配管の被覆見切り箇所には菊座を取り付ける。分岐、曲がり部等にはバンドを取り付ける。被覆仕様は施工箇所、管種により材料の種別、厚さが異なるので十分検討の上決定する。工事手順例の被覆工事ではグラスウール等を使用する保温施工例を示したが、状況に応じて、筒状に成型されている保温筒(プラスチック発泡体、グラスウール等)を使用すると簡便に施工できる。230