タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

ページ
23/264

このページは 長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 の電子ブックに掲載されている23ページ目の概要です。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると手動で開きます。

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

浴室等(耐久性能:劣化の軽減)【1980年以前の木造住宅】概要1980年のキッチン・バス工業会の調査では、在来浴室が90%である。在来浴室はユニットバスと比較して壁面クラックからの漏水に注意が必要である。1970年以降から、戸建用ユニットバスが製造され始める。検査のポイント在来型浴室の場合は、軸組に何らかの不具合が出ていることが多いので、できれば仕上げを解体し土台廻り等について調査を行いたい。改善方法ユニットバスに入替え、軸組の不具合部分及び断熱の改修を行う。注意点在来浴室の軸組の腐朽に注意。※在来浴室の場合、浴室廻りの軸組に腐朽が見られることが多い。【1981?89年(昭和56?平成元)(築25年以上)の木造住宅】概要1980年のキッチン・バス工業会の調査では、在来浴室が90%である。在来浴室はユニットバスと比較して壁面クラックからの漏水に注意が必要である。検査のポイント在来型浴室の場合は、軸組に何らかの不具合が出ていることが多いので、できれば仕上げを解体し土台廻り等について調査を行いたい。改善方法ユニットバスに入替え、軸組の不具合部分及び断熱の改修を行う。浴室廻りがブロック基礎の場合は、基礎の増打ちなどを検討する。注意点在来浴室の軸組の腐朽に注意。※在来浴室の場合、浴室廻りの軸組に腐朽が見られることが多い。【1990?99年(平成2?11)(築15年以上)の木造住宅】概要キッチン・バス工業会の調査では、1990年はユニットバスの出荷量は全体の43%、1999年には65%の割合となっている。検査のポイント在来型浴室の場合は、軸組に何らかの不具合が出ていることが多いので、できれば仕上げを解体し土台廻り等について調査を行いたい。改善方法ユニットバスに入替え、軸組の不具合部分及び断熱の改修を行う。注意点在来浴室の軸組の腐朽に注意。※在来浴室の場合、浴室廻りの軸組に腐朽が見られることが多い。【2000年~(平成12年~)(築10年程度)の木造住宅】概要2000年はユニットバスの出荷量は全体の67%、2011年には90%以上となっている。検査のポイント問題発生率は低い改善方法問題発生率は低い注意点ユニットバスの場合、腐朽の可能性は低い。19