タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

ページ
180/264

このページは 長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 の電子ブックに掲載されている180ページ目の概要です。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると手動で開きます。

概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

外部外壁2-2サイディング張替え工程劣化の補修(レベル2)不具合1外壁の傾斜2外壁のひび割れ、欠損1足場の設置2外壁の状況確認3外壁の撤去4縦胴縁の状況確認5縦胴縁の取り外し及び防水紙の撤去6透湿防水シートの施工123456足場の設置1.足場を設置し、足場設置後、解体時に発生する粉塵や仕上塗材等が隣地に飛ばないようその外回りに防塵シートを張る。外壁の状況確認1.サイディングの張り方の状況や釘の位置関係等を確認する。外壁の撤去以下の方法により外壁を撤去し、縦胴縁を露出させる。1.電気メーター、雨樋、水切り、笠木等、外壁等、面に付属しているものを一時撤去する。2.釘抜き等を用いてサイディングを取り外す。※外壁材(サイディング)の撤去時に残すたて枠、外壁下張材等を傷つけないように解体すること。縦胴縁の状況確認1.サイディングの縦目地部分に使用している縦胴縁の状況を確認する。※サイディングの目地部分の切断面から有効寸法が不足する状態で釘打ちされ、これによるサイディングのひび割れが原因で、はがれ、浮きにつながることが多い。縦胴縁の取り外し及び防水紙の撤去1.縦胴縁を取り外し、防水紙を撤去する。※あばれ等がある場合は下地材をはがし、間柱が腐朽している場合は間柱を交換する。透湿防水シートの施工1.通気構法を原則とし、防水紙の内壁側の湿気対策のため、防水紙は透湿防水シート横張りとする。透湿防水シートの上下の重ね幅は90 mm以上、左右の重ね幅は150mm以上とする。2.開口部周囲の透湿防水シートの張り方は、サッシの下枠、縦枠、上枠の順に防水テープで密着させる。3.防水シートは、先張り防水シートの下にさし込んで張る。また、先張り防水シートとサッシ下枠のくぎ打ちフィン(つば)には防水テープを張らない。176