タイトル:長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編

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概要

長期優良住宅化リフォームのためのリフォーム工事の部位別施工指針 工事の流れと注意点編 平成26年 一般社団法人JBN

備考2既存塗膜除去/清掃素地(下地)調整下塗り中塗り・上塗りセメント系亜鉛めっき鋼板木部1.既存塗膜の種類に応じて、備考1の表中の方法から塗膜除去・洗浄方法を選択する。塗装面を十分に乾燥させる。※1エフロレッセンスや汚れの付着がある場合は、入念にケレンする。※2隣家と近接しているなど状況によって清掃方法を決める。1.基材の亀裂(クラック)や反り、あばれ等の箇所に、パテや増し打ちなどで補修する。2.シーリング劣化部分の補修を行う。※必要に応じて殺菌、防藻処理を行う。3.吸水調整材の塗布・既存塗膜を除去したモルタル表面に吸水調整材を塗布する。吸水調整材の希釈倍率、所要量、塗り回数、間隔時間、塗付け方法は、吸水調整材メーカーの工事仕様書等による。・吸水調整材は、下地調整塗材を塗付ける前までに乾燥状態にしておく。・既存塗膜を残したまま、全面に下地調整塗材を塗付ける場合の吸水調整材の塗布については、下地調整塗材メーカーの工事仕様書等による。4.下地調整塗材の塗付け・下地調整塗材の塗付けは、ひび割れ部分に材料を擦り込むようにコテ圧を掛けて塗付ける。・既存塗膜の上から下地調整塗材を塗付ける場合は、既存塗膜に材料を擦り込むようにコテ圧を掛けて塗付ける※サイディングは、外装材メーカーの推奨仕様に従って、専用シーラーを塗装する。1.サイディングメ1.調合、所要量、塗ーカーの推奨仕り回数、間隔時間、様に従って、仕塗付け方法は、仕上げ材を2回塗上塗材メーカーのり(中塗り、上工事仕様書または塗り)する。施工要領書による。※築20年以上で白錆が生じている状態1.表面に付着したゴミ、ほこり、油分やでは、活膜も劣化が進行している恐れ木材から析出した樹脂をベンジンやおがあるため、塗膜の全面除去が望まし湯で拭き取る。カビがある場合、次亜い。鉛酸ソーダを薄めて殺菌処理を行い、1.さびが無く苔など汚れが著しい場合、水洗い、乾燥をさせる。必要に応じて高圧洗浄や水洗いで汚れ2.木目を生かした仕上げで、半浸透塗料を落とす。十分に水分を乾燥させる。より濃いしみがある場合、木材質の色2.白さびがある場合は、既存塗膜の種類むらや辺心部の色差を抑えたい場合、に応じて、備考1の表2から全塗膜除過酸化水素水等で漂白する。去の方法を選択する。3.既存が不透明仕上げの場合、スクレーバー3.白さびは、スクレーパー、ワイヤーブ等の手工具、サンダ―等で既存塗膜を除去ラシ等により除去する。する。4.さび粉を、ほうき、ダスター、ブロア4.ほうき、ダスター、ブロア等で清掃す等で清掃する。る。※隣家と近接しているなど状況によっ※隣家と近接しているなど状況によって清掃方法を決める。て清掃方法を決める。右記以外の塗装既存がふっ素または焼き付け1.サンドペーパー、既存の塗装が判明研磨布で目荒ししている場合は、する。既存塗膜の剥離方2.溶剤・揮発油拭法や塗り替え方法き、又は石けんをメーカーに確認水洗いにより、する。脱脂を十分に行塗り替え塗料の付う。着試験をする。右記以外の塗装ふっ素、シリコン系塗料で塗り替え1.露出亜鉛めっき1.変成エポキシ樹面のみエッチン脂プライマーをグプライマーを塗り、研磨紙す刷毛塗り、またりをする。はスプレー塗装する。エッチン※既存の塗装が判グプライマーの明している場合1種を塗装するは、既存塗膜の場合、30分以上剥離方法や塗り24時間以内で次替え方法をメーの工程の塗装をカーに確認す行う。規定以上る。放置すると、塗膜剥離の原因となる。1.仕上げ材を2回耐候性塗料を、中塗り(中塗り、上塗りと上塗りの各塗り)する。一回塗装する。1.節からヤニが出ている場合は、セラックニスで節止めする。節止めした箇所がツヤむらを起こすことがある。2.不透明の仕上げでは、カシュー樹脂パテ、オイルパテ、耐水形の合成樹脂エマルションパテで穴埋めする。3.砥の粉や炭酸カルシウム等を練った水性または油性の目止材で、導管を埋め込んで、塗料の吸い込みを抑える。1.製造業者等の施工要領等に準拠し、所定の間隔、塗布量、回数により塗装する。仕上塗材の選定にあたっては既存塗膜との適合性や期待される性能を勘案し、(外壁)「1-9」備考2表を参照する。164