タイトル:リフォーム工事における見積書作成の考え方と施工手順

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概要

リフォーム工事における見積書作成の考え方と施工手順 平成26年 一般社団法人JBN

見積書作成根拠資料の作成・確認□□□□図面やスケッチ等を作成し、工事範囲、工事項目を確認する。防汚性能や出力等の性能の根拠となるカタログのコピーを準備する。設備機器、使用する建材のカタログを用意する。工事内容の説明が出来る資料を用意する。見積書作成根拠の確認□□瑕疵保険に加入する場合は、保証期間や内容、加入費用がわかるものを用意する。(重要事項説明の資料に該当する)工事に付帯して必要な項目の確認と費用、内訳の資料を用意する。□追加工事(想定外の下地の腐食による調整工事)が発生する可能性の確認。□必要となる各種申請手続きの確認と費用、説明資料を用意する。第3章□□支払い条件、特記事項等の確認を行う契約書(発注請書)を用意する。リフォーム工事に付帯する項目リフォーム工事に付帯する費用として、見積書に記載されることが多い各費用です。一般的に、小規模の工事では「諸経費」で一括する場合や「現場管理費」と「一般管理費」と分割して計上される場合が多いようです。諸経費現場管理費一般管理費設計費仮設工事費養生費用□□□□□□事務所経費、交通費、駐車場代、資材置場等の費用現場管理費、設計費、仮設工事非、各種申請費以外を一括して纏める場合が有る。全体工事費に対して一律の係数をかけている場合が多い。工事現場の工事管理、進捗管理、資材業者との調整等にかける費用等の説明をされる場合が多い。全体工事費に対して一律の係数をかけている場合が多い。上記、諸経費と同様の内容。現場管理費と一般管理費の2項目に分けて、使用する場合が多い。説明では、施工現場に於ける安全経費、状況次第では役所へ出す書類等の作成費、近隣住民への挨拶時に使用する簡単な粗品経費等々該当するリフォーム工事に関わる設計費、工事の規模、内容で記載される場合がある。リフォーム工事に必要な足場、養生、仮設トイレ費用、警備員費用等の費用を一括して纏めて仮設工事費とする場合が多い。纏めずに、ほかの項目も計上する場合は、含まれる内訳を記載することが、望ましい。工事対象外部分や影響を受ける近隣に対して、傷や汚れが付かないように保護を行う資材や手間の費用産廃処理費□産業廃棄物の処理にかかる費用。運搬費、手間を含む場合が多い建物解体費□既存建物の解体費駐車場代家財の保管量□□顧客宅に駐車場が確保できない場合の費用。一般的には諸経費や現場管理費に含めて計上する場合が多い。リフォーム工事の際、顧客の家財等を外部に搬出し保管する際の費用。一般的に、引っ越し業者を利用し貸倉庫等を利用する場合の費用を計上見積書に別途費用として記載し、顧客が直接手配し払う場合がある。-31-